現在大変なことになっている『FX戦士くるみちゃん』ですが、ここからどんな終わり方になるか考えてみました。なお、考察は第36話までを読んだ時点での感想となります。
くるみちゃんの現状
まず36話時点でのくるみちゃんの状況はこちら。
しかもこれに加えて税金用に残していた現金100万円も溶かして強制ロスカットをくらい、450万円強マイナスです。これ、ここからどうすれば物語締められるんですかね?ということで調べてきました!
①ChatGPTに聞いてみる
まずはChatGPTくんに聞いてみました。
『FX戦士くるみちゃん』がどのような結末を迎えるかについて、以下の3つの予想案を提案します:
1. 自己再生の物語
くるみちゃんは1億円の損失を抱えながらも、失敗から学び、投資に対するアプローチを変える。彼女は専門的な知識を増やし、より慎重なトレードを心掛け、最終的には徐々に損失を取り戻し、物語の終わりには新しいトレーダーとして成長した姿を見せる。このシナリオは、読者に「失敗から学ぶことの重要性」を教える教訓的な結末になります。
2. FXからの引退、別の道へ進む
くるみちゃんはFXの危険性と限界に直面し、投資家としてのキャリアを見直す。彼女はFXから完全に引退し、別の分野で新たな道を見つける。例えば、自分の経験をもとに投資教育者となったり、他のビジネスに挑戦する。この結末は、人生の方向転換や、新たなスタートの可能性を強調する内容になります。
3. 予想外の大逆転
くるみちゃんは1億円の損失を出したものの、最終的に市場の急激な反転によって予期せぬ形で利益を得る。この結末は、FXの不確実性とリスクを描きつつも、最後には希望を残すハッピーエンドになります。読者には、「どんなに厳しい状況でも、奇跡が起こる可能性がある」というメッセージを伝えますが、同時に投資のギャンブル性についても警告する要素を含みます。
これらの結末案は、それぞれ異なるメッセージやテーマを持っており、読者の期待に応じて物語を締めくくることができます。
いかがでしたでしょうか?残念ながらくるみちゃんに彼氏がいるかどうかは情報が不足しているためわかりませんでしたが、これからのくるみちゃんの展開が楽しみですね!
②自己破産する
正味ここまでの大敗だとカイジでも逆転は難しいでしょう。大人しく自己破産を…といきたいところですが、FXは性質上、射倖行為(賭博やギャンブル性の高い行為)に含まれると考えられるため、原則として自己破産は難しいようです。一応、今回のスイスフランショックはあまりにも特殊な事例のため、一部自己破産が認められた事例はあったそうです。たとえそうなったとしても、現実的に払える金額はきっちり支払ってねという形にはなりそうです。
③萌智子たちに助けを求める
萌智子はユーロ-スイスフランのレートを見た上で「触りたくない」と判断し、くるみが損切り注文を入れていないことにも「危険」と判断していました。それでも今まで他人の破滅を煽ってきた彼女はくるみがヤバい橋を渡ろうとしていることに対しても、「今更私が忠告するなんて」と躊躇っていました。経緯を考えると、今回のくるみちゃんのピンチにも手を差し伸べてくれる可能性はあります。萌智子がゲーム会社を立ち上げたり、やす子が急に漫画家として成功し始めたり、伏線は張られているように思えるので、このルートが最も現実的だとは思いますが…。
僕は最初、くるみちゃんが大損して萌智子が立ち上げた会社に入れてもらうエンドを考えていたのですが、くるみちゃんの損失があまりにもな金額なんで、②の自己破産して残った弁済義務範囲のお金を返しつつFXを引退…のビターエンドはまあまあ妥当かは思います。
母と同じ道を歩んでしまうのか?
いずれのルートを選ぶのか、あるいは全く別の方法(それこそChatGPTくんが言うように大逆転で起死回生)があるのかはわかりません。母と同じルートを歩んで破滅に向かおうとしているくるみちゃんが、どんな結末を迎えるのか?
くるみちゃんがFXを始めた理由は、母が失った2000万円を市場から取り返すことです。それ以上に、幸せだった日々とまともだった母を失った悲しみが彼女を動かしていることは間違いありません。しかしここまでのくるみちゃんの行動は、母が辿った破滅への道と全く同じです。己を過信して失ったお金を取り戻そうと短期トレードに走ったところはまんま同じ。あの時お母さんが助かる道があったとすれば、プライドも恥もかなぐり捨てて、周囲に助けを求めることでした。
つまり、くるみちゃんは家族(父親)、そして仲間へ助けを求められるかどうか。くるみちゃんの母親は、家族に相談することができないまま破滅への道を辿ることになってしまいましたが、果たしてくるみちゃんはどうなるのか?
まあぶっちゃけ破滅エンドもそれなりに見てみたいのが本音ではありますし、ある意味伝説にはなりますが…。